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異説 黒い森の乙女
路地猫みのる
2020/3/27 18:32
心から二人を応援しました
細かいところでは気になる点もあるのです。導入でちょっとしっくりこないところがあったり、文章の間が多すぎたり。でも、この物語にとって、それは瑕瑾でしかありません。 森の調整者というアレックスの使命、クリスの一途な恋心、老婆の思いやり、黒い森の厳しい冬、オオカミ一族の野望、小さな生き物たちとの触れ合い――すべてが鮮やかな色彩と確かな息遣いにつつまれて豊かに描かれており、読んだ人は誰でもこの物語に魅了されずにはいられないでしょう。 作者の心の中に、はっきりと細部にわたって物語が息づいていることを感じます。同時に、相当商業作品を読み込まれているのではないでしょうか。文章に不自然な点が少なく、おそらくバイブル的な存在として心の中に大切にしている物語があるのではと感じました。 アレックスとクリスの関係を中心に、次々と気になる展開が用意されていて、心底続きを読みたくなる作品でした。アレックスの記憶が戻ったかどうかは読者一同気になるところでしょうが、戻らなかったとしても幸せに暮らしているのでしょうね。この物語にはハッピーエンドがふさわしいと思いました。 個人的に、一番好きなキャラクターはケーニヒです。さすが王の名を持つ森の熊さん、貫禄が違います! カケスも好きです。 感動の一言につきます。情熱がほとばしる素晴らしい作品をありがとうございました。
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RuYI
2020/3/28 21:41
路地猫みのるさん とても丁寧なレビューをありがとうございます…!✨ 私は語彙が豊富とは言えないので(なにせレビューに書かれている「瑕瑾」すら初耳で(しかも漢字も読めない)検索するありさまです。笑)、深みのある文章は書けませんが、不自然な点が少ないと言っていただけてとても励みになりました。 導入でちょっとしっくりこないところがある、というのが力量不足で悔しいところです。今後も見直しながらちょこちょこ改稿を加えていこうと思います。頑張ります! 商業作品は、おっしゃる通り、私の中でバイブル的な作品があって、10代の頃に擦り切れるほど読みました。極端にその作品だけ…(笑)なので、幅広く色んな作風の作品
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