未知春生

書店に並んでいるべきレベル。
読み終えて、感無量です。 無料投稿サイトでここまでのものが読めるのか……という思いです。 でも、パソコンを開いて読むのではなく、書籍として手に取って没頭したかった。 複雑なストーリーの辻褄合わせ、先を読みたくなる文章、緻密な世界観の設定。魅力的な人物を何人も動かしていく手腕。そのどれもに敬服いたします。 正直、こちらを読ませていただきながら、書き手(と自分でいうのも烏滸がましいですが)としての格の違いを思い切り見せつけられ、自分の書いているものを非公開にしたくなって落ち込みました笑 私のようなものが御作について多く語るべきではないですが…一言だけ。 私は、物語を読む時に「登場人物に惹きつけられること」を最重要視しています。登場人物に恋をしたり共感したりできなければ、どんなに文章が上手くとも設定が素晴らしくとも入って行けないからです。逆に言えば、登場人物に惹かれると言うのは、世界観やストーリー、それを表現する文章力などの要素がきちんと備わっている作品であると言えると思います。 その意味でこの物語は、登場人物に惹かれてがっつりとはまり込むことができる素晴らしい作品でした。 リュヘル道士……大好きです(≧▽≦)ほとんど恋してる状態で読ませていただきました笑 それから、ユディアとシエレンの関係も気になります。 アエノンもすごくいい味を出していますね。鍵番のあたりのストーリーはとても魅力的でした。 本当に、魅力的な登場人物が沢山出て来て素晴らしかったです。 ですので、終わってしまってすごく寂しかった。続きが読みたいです。 まだ謎を残したように見えるあのラストは、続きがある、ということなのでしょうか。 是非、続編やその後ストーリーを書いていただきたいです。 すばらしい物語を読ませていただき、深く感謝いたします。
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こんにちは(=^エ^=)けいたんです。 このたびは、すばらしいレビューをお贈りくださいまして、本当にありがとうございました。 『時計塔に棲む竜』は、私にしては珍しくプロットを固めてから書き出したのではありましたが、なかなか思うように進まなくなるのは常でして、皆様方に読んでいただけることを励みに完結することができました。 エブリスタに投稿を始めてから丁度2年です。 まだまだ未熟ではありますが、物語を書きたいという思いだけは、ずっと変らず持ち続けているように思います。 メンションでご指摘したくださった、ルビに関しましても、本当にありがたく、これから改稿するにあたって参考にさせていただきたく存じます

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