耽美的、でもどこかひんやり
 (ネタバレあります) 私は古文が大好きでした。だから、それだけでも楽しく読めました。 神に出会った男装の麗人。そして男だと思って女性の姿で訪れた神。ぞくぞくします。そしてどこか不気味さが漂うラスト。 発想のよい意味での倒錯性はさすがです。 ただ、文字数の制限と妄コン応募のためということもあるかと思いますが、もっと思いっきり耽美的にしてもよかったのではないかという気もします。わりとクライマックスがあっさりしていた印象があります。 紅屋さんは、そういうものが書ける人だと思うので……。 あと、『鯉女(こいのめ)』というタイトルは実に素晴らしいです。端的に作品の世界観を表していると思います。
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レビューありがとうございます。 古文好きの仁矢田さんに楽しんでいただけたようでホッとしました。タイトルも褒めていただけ、嬉しいです。 もっと耽美的にしてもいいとのアドバイスもありがとうございます。やはり妄コンとなると、字数に囚われがちになってしまうところが我ながらネックです…… そのあたりの匙加減も今後の課題ですね!! 勉強になります!
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