高杜 凪咲

疲れ切った時にこそ、読んで欲しい作品です。
 さぁ、どうなっていくんだろうとドキドキする冒頭から、一気に引き込まれてしまいました。  心理描写が実に巧みで、丁寧な文章表現に安定感を感じながら読むことのできる作品です。  そして現代社会のどこかで実際にあったのではと思うようなお話で、等身大のヒューマンドラマを読んでいるような、観察眼溢れた人間臭さが漂ってきます。  どこかホッとさせられて肩の力が抜ける読後感は、疲れた心に沁みて、明日も頑張ろうかと思わず口元が綻ぶような気にさせられてしまうのですから不思議です。  バンドもドラムも分からない! そんな方でも楽しめる作品です。  是非、最後まで一気に読まれることをおススメします。
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早速の一気読み、そして、レビューの一番乗り、ありがとうございます。 実際にあったような……。(ギクッ) 似たようなテレビ番組はありました。(笑) 歌手とコンピューターの歌による対決でしたね。コンピューターのフォログラムは人の形をしていましたが単色でした。軍配は歌手の方に上がりましたが、あのフォログラムが人間と同じ形態をしていたら、勝敗の行方はどうなっただろう。 その思いがこの作品の根底にあります。 明日も頑張ろうと思える、そんな気持ちになって頂けたなら、書いて良かった! この気持ちに尽きます。 素敵なレビューに深く感謝いたします。 ありがとうございました!
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