冠峠 宵奈

勝手にレビュー申し訳ありません。  最後まで読みましたが、実に勿体ない作品です。扱った題材は魅力的なのですが、その魅力的な題材を活かしきれておりません。  まず、それぞれのシーンが短すぎます。例えば、前半の山場であるはずの稲葉山場攻略のところ、短すぎてただの不意打ちにしか見えません。これでは、半兵衛の凄さが分かりません。あっと言う間に山場が終わって、正直、狐につままれたような気分になりました。  まぁ、半兵衛の半生をあらすじ的に描くコンセプトであった場合、この指摘は的外れなものとなるのですが、あらすじ的なコンセプトとしても首を傾げたくなります。  というのは、作中で年号等の時間に関する記述が殆どありません。そのため、竹中半兵衛のそれぞれの活躍が、日本の歴史全体の動きのどの部分に該当するのか非常にイメージし辛くなってしまいます。竹中半兵衛という人間の一生が、日本史という全体の流れから切り離されてしまいます。そうすると、結局、何をした人の一生のあらすじを描いているのかよく分からなくなってしまいます。ただし、この竹中半兵衛の一生を、歴史の流れに戻すことは可能です。それは、半兵衛を信長の活躍にリンクさせることです。信長の活躍ならば、ある程度年号も頭に入っている人も多い為、そこまで年号を説明する必要もないかもしれません。しかし、これだと織田信長あっての竹中半兵衛となってしまい、作中の半兵衛の思いとは大きくズレることになりませんか?  それと、作中に外来語の使用が多すぎです。モノによっては、半兵衛の台詞のなかにも入り込んでました。外来語の日本語訳を知らないのだな…語彙力が不足しているのだな…という印象を受けてしましました。  読み始めは期待しておりましたが、読み終えると残念な作品だった感が否めません。ただ、題材はよく、基礎知識は持っておられるようなので、これは下書きであり、あくまでプロットであるということにして、最初から書き始めみたら大きく化けるような気もします。  以上、頼まれてもいないのに長々と、しかも、超辛口申し訳ありませんでした。
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率直な御意見ありがとうございます。 確かに当初魅力的な題材を活かしきれてない自覚してました。 変える部分は日々更新して行きたいと思います。 日々悩んでいます。 実は、私の考えていた原文が長く、盛り込む年号を全て削りとシーンが短くした経緯があります。 授業を受けているような気分になるとの御意見が多く、極力短くしたことにより、物足りなさが増した。 稲葉山場攻略については、最も短すぎたかもしれませんね。 年号を削除して事件を入れ、時系列で、並べることでイメージして貰おうと思っておりましたが、やはり年号を入れないとわかりにくいかもしれませんね。あえて、日本史という全体の流れから切り離さしたこと あえ
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 誹謗中傷に感じられたのなら申し訳ありません。  まず、御質問の外来語の直訳は1つしかないのか?ということについて→外来語の解釈の解釈にもよりますが、例えば、英単語の日本語訳は複数有ります。例えば、クールという言葉には「涼しい」「冷静」「かっこいい」「熱意のない」など様々な訳し方があります。逆に言えば、それだけの意味を包括した言葉でもあると言えます。微妙なニュアンスを伝えるためには外来語は非常に便利だと思います。また、ものによっては外来語を用いないと説明が難しい概念もあります。(ニュアンスという概念がまさにそれ)  ただ、やはり歴史系の作品へ使用する際には細心の注意が必要だと思います。分かり
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