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狂気の缶詰
宣芳まゆり
2020/6/29 15:07
サイコホラー好きにお勧めのショートショート
サイコホラー好き、嫌な読後感好き、ショートショート好きにお勧めの作品です。 友人から預かった、ワケありの缶詰。けれどあっけなく開けてしまう主人公の私。風呂上がりにビールの缶を開けるみたいに、簡単に。 それともその行動には、昔の恨みなどがあったのだろうか。もしくは、ただのいたずら心か。何も考えていなかったのか。 友人は、主人公が開けると考えていたのか? 開けずにいてくれるだろうと期待していたのか。開けてほしいと、自分の背中を押してほしいと願っていたのか。 すべてが分からないままに、主人公は気軽に開けてしまう。その酷薄さ。あっけなさ。それこそが狂気かもしれません。
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椎堂かおる(HN:zero-zero)
6/30 13:28
ご感想ありがとうございます。 途中までは、訪ねてきた友人が怖くて、最後の方は主人公がちょっと怖い、という感じになっていますね。 そういうのもあって、エブリスタさん版では「狂っていたのは君か、僕か。」というキャッチコピーをつけてみました。 二人は過去になにかよっぽどのことでもあったのでしょうか(^^;; こんな主人公なのに信用している友人が、書いていて可哀想になります。 それとも、そこまで憎まれるようなことをしたのに、平気で頼みごとにくる友人が怖いんでしょうか。 いろいろ想像して読んでいただけると嬉しいです。
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