狼歩

最後まで気の抜けないお話でした。
まずは完結、おめでとうございます。お疲れさまでした。 高校生たちの友情、初恋から始まって、この小説は、彼らの冒険、成長物語、そして家族の話でもあります。 読みながらも、常に死と隣り合わせという恐怖が付きまとっていて、多分作中の彼らも、その現実から逃れるために明るく頑張っていたのだと思います。そのギャップが斬新でした。 高校生たちだけの話だと薄くなる話も、作者さまは天然であり愛情溢れるお母さんを登場させ、また、敵だと思っていた人物も、実は深い事情があって心を病み不幸な方向へと突っ走ってしまった。その辺のバックボーンもしっかり書かれていて、話の厚みが感じられました。 毎日の更新が楽しみでした。どのように終わるのだろうと期待しながらも、終わったら残念だなあ。と思っていました。 次回作もまた一花さんワールドを炸裂させてください。楽しみにしています。 素敵なお話をありがとうございました。

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