おかやんさんのこれまでの作品で最も好きです
SFを書こうとすると、それがとても難しいことにすぐ気づき、書いたはいいものの肩に力の入ったものができあがりがちかと思います。けれどおかやんさんの今作は、それが無い。SFを書こうと思ってそうしたと言うよりはテーマや書きたいことに合致していたのがSFだったんだなと、読んで頷きました(見当違いかも?)。 同じ重責の最中にある2人の何気ないひとときの会話。そこには視座の本質的な異なりがあって、すると残りの8人もきっと、窓からの景色を違った言葉で呟くのだろうなと思わずに居られません。ノアはノアであるゆえに二人乗りでも良かったはずですが、それが決して一時的に災禍を凌ぐシェルターではないというのを、十人という人数が(地の文の説明以上に)強く示しています。前向きで美しい、掌編です。 おかやんさんは私の中では詩作の妙に定評がありましたが(「だって眠れやしないから」など。毎度唸らせてもらってます)、今作は小説としての出来が大変に素晴らしいと思います。しばらくの休止期間を置かれて、明らかに腕が上達されている。負けていられんな!という気持ちです。
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 雪玉さんすっごい!正に読み通りです!たまたま合致したんです!本当に!すっごい、良く分かりましたね‼︎ 一番好きと言って貰えてとても嬉しいです!私も書いててめちゃくちゃ楽しかったのと、自分が書きたかったのって、こういうテーマだったのか、を見つけた思いでした。分かっていたつもりで、意外とちゃんと把握していなかったと気付きました。  実はとあるハウツー本で、「小説を成功させるコツのひとつは、実生活上のいろいろな経験に、ピリッときくエッセンスを加えて調理することにある」という言葉と、「ものを書くということは、技術であると同時に芸術であり、それは『芸術家』の側に『思い入れ』、すなわち心の深いかかわり合
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わ、私の眼には顯かでしたよ(「思ったこと言ってみるもんだぁ...」と思っている) 書いていて楽しく、しかも自分の好きが見つかるなんてこれ以上に無いことですね!...おかやんさんは本当に努力家ですね。習うところばかりです。確かめるべき時に確かめて、それを作品に落とし込む事が出来たのはひとつの成功と見て良いと思います。すごい。 ええ、共に頑張りましょうね! マイナス、という指摘をするのは苦手なので「ここにこれを入れる、ここをこうすると、もっと素敵になるかもしれません」というような提案はしようと思います。大したことは言えないですし、そもそもなんでもない私なので、こういう意見もあるのねくらいに思って
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