スペイン・ジローナ生まれのシュルレアリスム画家
レメディオス・バロ(Remedios Varo)の『大地のマントを織りつむぐ(Bordando el manto terrestre)を思わせる、連綿と続く壮大な物語世界。 ジャンル的にはファンタジー作品ではあるが、そこに描かれている世界はSF的多世界にも通じ、自分のようなファンタジーを大の苦手とする読者をもたちどころに魅了してしまう。 その筆致力は緻密で、読む者は描写された場面を容易に想像することが可能だろう。これが処女長編というのだから驚きだ。 なお、この作品の後日譚として『片翼の鳥〜出会いと別れの物語〜』も、読み応え十分なすばらしい作品になっている。 どちらを先に読めばいいか迷うかもしれないが、私の経験では『片翼の鳥〜出会いと別れの物語〜』を読んでから本作にいくべきだろうと思う。 なぜなら、本作は〝いま〟が成り立つ〝過去〟を描いているので、後読みすることによってより、『片翼の鳥〜』の理解が深まるからだ。 ときには時間が逆行した方が面白かったりする。 独特な言葉表現は慣れるまでやや時間を有するが——。 この世界を生きるキャラクターとともに、|理《ことわり》の謎を極めたいという欲求に抗える者はいないであろう。 美しく編まれたタペストリー世界をぜひ堪能してほしい。
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ことりさん、こんばんは。 この度は大変素敵な感想・レビューをありがとうございます。 そして、【死ニ至ル~】を最後までお読みくださり、本当にありがとうございました! 時間の逆行をして読んでいく。 書いた側は決して気が付かない部分だったと思います。 気付きをくださり感謝……! 続きである【片翼の~】もゆっくりとですが書き進めていきます。 小ネタや短編なども併せ、ビアンカを含めた登場人物たちを見守っていただけると嬉しいです。 この度は本当にありがとうございました!
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感想も編集できればいいのになーとちょっと後悔してます(・・;) ファンタジーが大の苦手とか書いちゃった……えっとお決まりの世界観のファンタジーが苦手って意味です。どういうのがそうかと言うとあんなのやそんなの(←分からんわw) 『片翼の〜』続きを楽しみにしています✨
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