この事実を知ろう!
 この小説はフィクションの形式を取っているがフィクションではない。  日本全国であった事実の記録である。  あずみのさんは調査の上、八王子市の空襲というかたちをとって、75年前の戦争の悲劇を簡潔にポイントを押さえて描き切った。  この小説から学ぶことは多い。  小学生を工場で働かせた時点で、既にこの戦争は負けていた。  それにも関わらず、根拠のない精神主義を振りかざして国民を苦しめた政府や軍人、その追随者たち。  彼らによって前途を閉ざされて星となった無数の子どもたち・・・  あずみのさんの小説を読んで、ひとりでも多くの人々が戦争の悲劇を知ることで、星になった子どもたちは、きっと未来を生きるこれからの子どもたちを明るく照らしてくれる。  僕はそう信じている。  だからこの小説を多くの人に読んで貰いたくて、この拙い一文をしたためた。
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倉橋さん、このたびは大変丁寧かつ過分なる講評をいただきましてありがとうございます。 太平洋戦争の教訓をどれだけ残し、活かしていけるかが、この先の未来を照らす鍵になると考えています。 そう思い、筆を取らせていただきました。
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