昭島瑛子

罪人は悪人なのか
山城さんは「世界が優しくなりますように」と祈りを込めて小説を書いています。 優しい世界とは何なのか。 私は「自分とは異なる境遇や考え方の人を頭ごなしに否定しない」ことだと思います。 自分と異なるものを否定しないためには、相手の背景を知る物語が必要です。 山城さんは、そんな物語を書ける作家です。 本作の主人公、高井は確かに罪を犯しています。では彼は悪人かと言えば、本作を読み終えた方ならそうは言い切れないでしょう。 自分とは異なる境遇の人へ、思いを馳せられる作品です。
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昭島さん、ご感想ありがとうございます_(._.)_ 今って、何かあったらネットやテレビで信じられないくらいに叩かれる世の中で、それは本当に真実なのかとか、そこまですべきなのか、などを考えられるきっかけになればと思いました。 自分と異なる境遇の方を想像してみるだけで、少し心が優しくなれば。 エブリスタの方々は優しい方ばかりですけどね(*・∀・)
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