劇的でなくても、それが人生
読了し、不思議な感動をおぼえました。 一人の罪人の、晩年の物語。一言であらわすとすればそうなのだろうけれど、そんな彼のエピソードの中には、思いやり、嫌悪、諦念、贖罪、正義感、そして絆。様々なテーマが隠れていたように思います。 罪人は悪人ではない、とは言い切れないかもしれません。でも、この主人公が犯したことも掃除に勤しんだ日々も、紛れもなくひとつの「人生」であり、何かを訴えるでもなく劇的なこともなく「最後」を迎えた事に、読者は想いの欠片を感じたのではないでしょうか。 これは、人間の物語です。その重みを、想いを忘れてはいけない。
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とこさん、ご感想ありがとうございます。ほんとに高校生ですかw? と、思えるほどの考察に感嘆しました☆
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カッコつけてみましたw
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