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燠火
水谷遥
2020/11/2 23:59
読みやすい。分かりやすい。
今作ではぐいぐいくる後輩。この「ぐいぐい来る感じ」が鷹取さんの特徴ですね。 鷹取様作品は「攻め」「受け」がはっきりしています。物語がこの先どう展開するのかも手に取るように分かり、だからこそ「ぐいぐい来る」キャラクター達に没頭できます。 ポイントは「この先が分かる」にあります。その為の下準備が非常に上手いのです。 言動で、いとも容易く状況や心情を伝えられる特殊能力があるのですよ、鷹取様は。 言いたい事のほぼ百パーセントを伝えていて、深読みするタイプの読者でも納得できるだけの「行動」を、しかも単発でテンポよく放り込んでこられます。 ですので、何が伏線で、この先どう展開して、見せ場がどこか、読者がはっきり分かります。故に、一番の見せ場が突起して映えます。 所謂、王道ではあるのですが、王道は才能です。 具体的にどういうテンポでどんな演出をすれば読者の邪魔にならず見せ場が目立つのか、なんて誰にも分からないですし、狙ってやっている感じもありませんのでセンスでしょう。 短い内容ながら、はっきりとイメージできる描写は素晴らしいの一言です。
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鷹取 はるな
11/14 15:15
この度はわざわざコメントを頂きありがとうございました。 この作品を書いたきっかけは、知人が漏らした(多分)何気ないひと言でした。 小説を書いていそうな人の前では、ついうっかりとしたことは言えませんね(笑) 作中では主人公の丹生の一人称語りですが、彼と町山君とを観ている作者の私が確かに存在します。 読んで頂く方々にも是非、そんな覗き見的なドキドキを味わってほしいと思いつつ書きました。 いつも心がこもった書評を本当にありがとうございます。 これからもどうぞよろしくお願いします<(_ _)>
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