ロス真っ最中。
9月の連載開始以来、毎晩、どんな日も楽しみに読み続けて来ました。 完結した今、 「花染先輩ロス」真っ只中です。  🔴  ➕ 上記だけでは何のことだかさっぱり分からないので、 この作品の魅力に触れさせて頂きたく存じます。 私は出会って以来、福川さんの小説に惹かれ続けていますが、 本作でも「福川さん作品だなぁ!」と一目で分かるエッセンスが、充分に発揮されています。 まず、弱者目線であることでしょうか。 声の大きな者が得をする不条理な世の中へ、鉄槌を下して下さるカタルシスに溢れています。 無言の観衆による袋叩き、諸刃の剣になりかねないSNSの怖さをしっかり伝えて下さいます。 一方で、加害者にも、簡単になりうることを説教くさくなく、鮮やかに描いていらっしゃる。 もう若いとは言えない年齢に差し掛かった人間としては、無秩序に蹂躙される犠牲者を減らすためにも、どうかこの小説で知ってほしいと願います。 そして、キャラクターへの愛着。花染先輩の登場シーンより、カラフルに世界が色付くのを体感します。 先の読めない行動と、プロの笑い(私なぞが申し上げるのも恐縮)。 ダークな題材を読ませるテクニックは、やはり唸ってしまいます。 あー……。改めて、今月(11月)に入って花染先輩に会えない日々。 恋人に会えないよりつらいです(笑) 東京篇が展開されると信じています。 この文章、先輩が笑い飛ばして下さいますように。
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