受け入れること
杏は彼も子どもも両方受け入れたけど、彼は子どもができた杏を上手く受け入れられなかった。部活、勉強、恋愛。その延長だったはずなのに、という気持ちが杏視点なのにありありと伝わってきました。14歳で大人っぽい、でも大人じゃない。変化がおきた杏と違って、彼には子どもができたと訴えてくる杏の存在以外は何も変わらない。作中ではお母さんが突き放さず杏と話してくれたことにとても救われました。 保健の授業は茶化して聞く男子が多いと思います。今すぐ学校の性教育を変えるのは無理かもしれません。大人になっても、上手く説明できるかといわれたら難しい。だからせめてこの小説を読んだ人が、形だけじゃない心の性教育を学ぼうと思ってほしいです。
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はごろもとびこさん、ステキなレビューをありがとうございます。 中学生って本当に微妙な年頃ですよね。性教育をちゃんと聞きたいのに、興味関心はすごくあるのに、カッコつけて茶化したり恥ずかしがって目を背けたりしてしまう。「性教育の本」なんて恥ずかしくて図書室で借りられないし。そういう子たちにも、手にとって読んでもらえるお話を、と思って書きました。 羽衣推薦図書にも入れていただき、ありがとうございました(^ ^)
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