みり

切ないけど明るい未来が見えました。
ネタバレしていたので設定を変えさせてもらいました。この作品をこのサイトで拝読できるとは思ってもいなかったので驚きました! とっても嬉しいです!読めて幸せです。ありがとうございます♡ 『こころ』ですが腐女子目線で考えた事が無かったので本当に目から鱗でした。BL目線でもしっくりきますね。むしろそっちの方が納得でした。(そっか…先生はKの事が…(T . T)) そして、今回のオマージュ作品『遺書』。 短編なのにこの読み応え、出だしから読者をそちらの世界へ引き込む魅力的な文章、さすがです!その筆才に惚れ惚れしました。秀和さんの独白(遺書)の部分では、そちらのさらに奥側にある世界へと引き込まれました。学生時代の3人の光景が目の前に広がりました。 それにしても友子!してやられました!友子は秀和さんを好きなんだと信じきってました。女を武器にして怖い。秀和さんが、友子の本心を知った時、そして自分の本当の気持ちを知った時、どれほど後悔して傷ついたかと思うとやるせないです。『心底愛してた』と言っていましたが、心底幸せでしたか?と問うたら違う答えが出てきたかもしれませんね。思わずそんな捻くれた考えが浮かんでしまいました。私的には『蓋を開けてみたら誰も心の底から幸せになっていなかった』という現実に切なくなりました。あの時、3人に少しでも勇気があったら、友子に相手を思い遣る気持ちがあったら、と読んでいるこちらが悔しい気持ちになりました。(お父さんは、この遺書を佑都が読むかも知れないと思っていたのかも。Zに愛を綴るとともに、これを読んだ息子に対しての愛(気遣い)も感じました。間違って生まれたんじゃないよ。お父さんとお母さんはちゃんと愛しあってたよって。←深読みし過ぎですね。) そして読了してからの『おまえをこうやって抱きたかったんだ』の意味の深さ、愛の深さに号泣でした。Zサイドのお話があったら切なさ倍増で間違いなく号泣だったでしょう。秀和さん達は淡く儚い恋で終わってしまいましたが、佑都達へ『勇気と希望』を与え、そして『二人で描く未来がある』という道を示した恋だと思うと救われます。ぜひ佑都と英一にはお父さん達分まで幸せになってもらいたいです。秀和さんの好きなコーヒーを飲みながら三人(二人と善行さん)の笑顔が見れたらいいですね。(そこに友子は不要) 心に残る素敵なお話をありがとうございました!
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★みり様★ 素敵な感想をありがとうございます! 深く深く、読み込んで頂けてとても光栄でした。 友子……なかなかの女性ですよね。けれど、彼女の意地や秀和と心の奥で共鳴してしまう業のようなものが、どこかで男女の恋愛の核になっているような気がして、もどかしかったですがこんなふうに描写してしまいました。 父親の息子に対する気遣い――みりちゃんの優しさと愛情の深さをこの感想から感じました。佑都も救われたと思います。私も温かい気持ちになりました。 「切ないけど明るい未来が見えました」と言って頂けて本当によかったです。(こころ、はなかなか悲惨な結末ですので……そこが素晴らしいのですが……うっ) 素敵な感想を
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