弥生 美音

ロボットと人間の関係性、将来の世界について深く考えさせられる作品でした!
ごめんなさい、案の定語彙力がなくてうまくまとめられないのですが、できる限り私の気持ちを伝えさせてください。書きたいことがたくさんあるのですが、一番お伝えしたいことだけ書き記しますね。 この作品の中で一番印象深かったのはやはりフィンセントというキャラクターです。彼こそが、この作品のテーマを体現しているのではないかと勝手に考えております。最後、レイに自身を射殺させるために、自身もただ人間と同じように行動するロボットなのだと諭していた時、果たして人間とロボットの違いは何なのだろうと私もハッとさせられました。彼の死の真相はとても悲しいものでしたが、そこに至る背景もとても丁寧に作り込まれていて、かつ現代社会の問題などもたくさん盛り込まれていて、単なるロボットが活躍するSFものと片付けるにはもったいない作品だと感じました。 そして、ロボットの存在意義、そして人間とロボットの関係性についても、深く考えさせられました。本当にロボットというのは、興味深い存在ですね。ボディの存在としてのレイはいなくなってしまいましたが、再びユージがレイ改めレイヴィスと共に、人間とロボットとが共生する「ラウドシティ」を守るために協力しながら生きていくという終わり方は、切ないながらも希望のあるもので、将来の世界についてもまたそこで考えさせられました。 長文になってしまいごめんなさい。他にもお伝えしたいことはたくさんあるのですが、ここらへんにしておきます。いよいよ止まらなくなるので(笑)世界観もとても作り込まれていて魅力的で、とても惹きこまれるものでした。素敵な作品をありがとうございました!
2件・1件
弥生美音さま まず、恐ろしい分量があったにも関わらず最後までお読みいただいて本当にありがとうございます。 『兄はロボット』のご感想をいただくたびに作者として「面白いな」と感じるのは、読者様によって心動かされる部分が絶妙に重ならない点です。 今回代表的な印象深い点として、フィンセントの、特にレイに自分がロボットだと説得する場面をあげてくださいましたが、この点は感想の中では初めてのご指摘です。  作者はこの、フィンセントとレイの会話が兄ロボの中でもトップクラスで大好き、と言いますか、おっしゃる通りフィンセントとレイという存在を体現した会話ではないかと思っています。  そこを印象深
1件

/1ページ

1件