汐凪 霖

読み進めていくごとに心酔してしまう主人公♥️
最初のころは「すげぇ主人公に会っちゃったな」くらいの若干身を引く感じに思いながら読んでいたのですが、物語が進めば進むほど、「この主人公、唯一無二!」尊敬と憧憬と崇拝ですね。唯一無二です(ここ大事)。 大都会ならではのニューヨークの風景。 そこに暮らすということが丁寧に描かれていて、それが登場人物たちの生き方や考え方に繋がり、いつしか感情移入しています。 人生とは、人の波にもまれ、溺れそうになるような辛いものである。けれど、手を差し出してくれるのも波のなかの人であり、岸に押し戻してくれる波間の人もいる。 運命的な偶然の一致。 それは、度々、ふたりに協和音をもたらします。 周囲の人々も、読んでいる人間も、「これぞ、運命の相手!」と盛り上がるのですが、そこは、不世出の傑物が主人公ですから。簡単には、いきません。 「なぜ、こんなことになってんだ」と読者は悶々としつつも、作中の彼らは日常を重ねていき、やがて互いに理解を深める主人公たち。そして、打ち明けられる「なぜ」の『理由』。 とても小さな積み重ねと、大きな行き違い。 どちらかが、もし、防げていたら。 そう思わずにはいられない、切ない事情です。 誰か1人が悪かったわけでは、決してない。 あちこちの、いろいろな、諸々が繋がって重なって、ややこしい状況を招いてしまったのかもしれない。 そうした巧みなストーリーの推移に、ドキドキはらはら、させられます。 「やべぇ、マジか!」 「だから、アンが大好き!!」 これは、もう、何度、叫んだか。カウント出来ないほどです。 ネタバレなしを気をつける感想なので伝わりにくいかもしれません。 しかし、 敢えて言いましょう。 私は、この物語の人物たちを、脇役とされていそうなキャラクターでも(人間でなくとも)、ひとりひとり、好きだ嫌いだ・尊敬する軽蔑する・自分と似てる似てない・ここが堪らん尊い・ここは納得しかねる、などなど、語れます。わりと熱くなれます。 それほどキャラが生きている。 因みに私、途中から徹夜で読み進めました。当時の最新話まで。 これから読む方は幸運ですよ。 完結しましたから。 気になる「これからさきのあれこれ」も、ありますが、スター特典の作品がありますし、小話の発表も今後にあるそうなので(2021年5月4日現在)、楽しみが維持できて、私としては万歳したい気持ちです。
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最後まで読んでいただき、レビューまでしていただけて大変嬉しいです!感激です!ありがとうございます! 徹夜までしていただいてたなんて、長編書き冥利に尽きます~! 私も「すげぇ主人公だなこいつ」と思いながら書いていたので、唯一無二と言っていただけて非常に幸せです。 外国が舞台で、主人公が外国人かつ変な恋愛をしているというこの共感ポイントゼロの物語を完結させられたのはアンのパワーとアンを気に入ってくださった方のおかげだと思っています。ありがとうございます。 ニューヨークの街の魅力も伝わって嬉しいです。 多くの問題を抱えていますし、決して綺麗なばかりではないとは思いますが、それを含めてもこんな
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いやもう、楽しかったですよ。 最初のアンの印象から、外国人という設定は巧いと思います。物語の流れも、海外ドラマで親しんだアメリカ女性や文化とハマっていて、自然にストーリーを楽しく追えました。 レビューは他の方への紹介もありますけど、著者さまへの礼状というかファンレターというか、そういう意味もこめているので、喜んでいただけたのなら光栄で嬉しいです♪ はい! 是非、思いがけない頃に(笑) またアンたちに会える日を、楽しみにしてます! そして、新作も楽しみにしてますよ~♪ お疲れさまでした。 そして、これからも、応援しています。
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まさに私、海外ドラマが大好きでして、そういった雰囲気を出せて良かったです。 レビュー、とてもとても嬉しかったです。 この物語や登場人物たちに愛を注いで下さりありがとうございました。 今後ともよろしくお願いします!

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