台上ありん

世界はなぜ存在すべきか。
一切皆苦、諸行無常、諸法無我、涅槃寂静。 仏教の根本的な公理であるこれらを、急進的に突き詰めていけば、本作に出てくる青木のような結論に達するのも、ひとつの解となる。 もちろんそれは、一般的な倫理とはかけ離れている。 全ては苦であるにも関わらず、なぜ人は生きるべきか。 そして、なぜ世界は存在すべきか。 その問いへの解答として、末尾に虚無と永劫回帰が示されたのは、救われたような気持ちになりました。 素晴らしい作品です。
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 はじめまして。拙作をお読みいただき、ありがとうございました。最後まで読んでいただける事が何よりの喜びです。  読者によっては眉をひそめる作品ですが、何ものにも縛られず好き勝手に書いております。  御作も読みに伺います。今後ともよろしくお願いします。
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