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黄橡の追憶
三朗.G
2021/6/27 1:19
恋ではなく、愛。
三朗です。トピックへの参加、ありがとうございます! 今回の作品も、とっても素敵でした! 物語は、主人公の小雪ちゃんを軸に、『現在』と『回想』とが行き来しながら展開されていきます。 ――が、最初のページから、いきなり分からない事がありました。 「……そもそも、『小雪ちゃん』って、『何者』……? (゚ー゚ ?)」 以前の作品もそうでしたが、東雲桜子さんは非常に美しくて繊細で、まるで映画やドラマを見ているかのような気持ちになれる、鮮やかな文章を書(描)く方です。 それなのに、私の頭の中では『小雪ちゃん』という存在が、かなり曖昧でぼんやりしていました。 原因はもちろん、『説明がないから』です。 本来ならばトオル君が登場した際、「私は彼の○○だ~」的な説明があるはずなのに、それがない。 ……つまり、『あえて』その説明を避けていらっしゃる……? そこでようやく、「この物語には、何か大きな仕掛けがあるに違いない!!( ¬¬)」という事に気がつきました!← ……もっとも、分かったのは結局そこまでで、ラストのページで小雪ちゃんの正体が明かされ、無様にも「うわー! そうだったの!? やられたーっ!!」と叫んでしまったわけですが……(小声)。 ちなみに正体が分かった上でもう1度読み返してみたのですが、中でも特に秀逸だと思ったのは『会話文』です。 最初に読んだ時と『会話内容』はもちろん同じなわけですが、『分かった上』で読むと、意味がまったく違ってきます。 これが本当に素晴らしくて、感動しました。 また、あらすじの『恋ではなく愛』という言葉や、ラストの方で小雪ちゃんが『彼』に宛てた言葉たちは、とても印象的です。素敵な素敵な物語でした。 ありがとうございました。またお待ちしております。
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東雲桜子
2021/6/28 20:04
三朗さん、今回も素敵な感想ありがとうございます。 前回の時も思ったのですが、とても丁寧に作品を読んでくださっているなと伝わる文章に、ただただ脱帽です。 (私の場合、感想文になると語彙力なくなるタイプなので……^^;) 物語の仕掛けに早い段階で気づかれたのは、さすがだと思います。こちらも唸ってしまいました。 たくさんのお褒めの言葉、本当にありがとうございます。 またトピックに参加させて頂けたら幸いです。
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