「セントエルモの火」でもう一作です。 「セントエルモの火」 https://estar.jp/novels/25877455 以前のつぶやきでは「モーニング・グローリー」などという語のせいでとんだ恥をかきましたが、そんなことなど無かったかのように今日は釣りにでも行こうかと思います。 釣りとは狩りです。 が、想像と創造でもあります。 最も基本の道具は糸と針のみ。 水中に身を踊らせる魚たちをどうにかして捕らえて食いたい。 そんな人類の願いにより始まった釣りは、糸の素材や太さや長さを調節し、針の大きさや形状を変え、目指したポイントへと針を落とすために竿を作り、魚の生態を調査し想像し、魚に合わせた餌を手に入れたり作ったりしながら、わざわざ危険な岩場に赴いてまで糸を垂らします。 こうした様々な努力が実を結び、見事獲物を針にかけ、時には激しく引き合い、糸を通して魚と何か通じ合ったような気さえする中で釣り上げた時の達成感や爽快感は、相当に中毒性の高いものです。 平日の昼間から、もしくはせっかくの休日に夜明け前から出発し、必死に川へ海へと繰り出して、全く釣れない日もあるというのに朝から晩まで、何なら夜を徹して釣り竿を握り締めている御仁たちは、哀れな釣り中毒患者の成れの果てなのです。 そんな中、面倒臭がりで目的主義の輩が現れ、獲物を捕れたらそれでいいんだろ、という主張に基づき網を考案します。 投網、刺し網、地引網、底引網など、創造も情緒風情も無く、食べられない魚やその他海産物までもを正に一網打尽です。 これはこれで、諸問題を多く抱えてはおりますが、効率良く多種大量に獲物を得られて、非常に気持ちが良いです。 狩りとは本来、生きるための食料を得るために行うものです。 が、人類はそこで中毒に陥り、狩りという行為自体の追求を始めてしまいまいた。 これについて人類は深く反省し自粛・制限の動きが世界に広まっているわけですが、まだまだ国家規模の患者も多い中で、食品ロスの始まりたる狩猟過多は続いております。 ……などと、自分で書きながら気が付いたのですが、私も釣りなんか行かない方が良いでしょうかね( --) 代わりに本作の宣伝でも貼る方の釣りでもしたら良いのでしょうか。 そんな思いに苛まれ中毒症状に手を震わせながらも書き上げました本作、何卒よろしくお願い致します◆
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狩り好きなイギリスからはクマも鹿もオオカミも消えました。 釣り好きの日本からは・・・? セントエルモ、読みました。 世界観が凄い! 映画にはダイアン・レインが出てると思ってたら違いました。何と間違ったのか?(デミー・ムーアでした)
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ありがとうございます( --)ノノ 久々に自分の中で充実と納得の作品が書けた気がします( --)゛ 巨大な槍が突き刺さってる画を思い付いてから一年近く、それをどういう話にしたら最良なのかずっと考えてましたねぇ(笑 釣り、網漁。 こんなに捕獲しまくって、よく魚って絶滅しないなぁといつも思います。 しかし漁獲量は減っていたりするわけですし、今後どうなるでしょうね、超巨大養殖プラントとかを建造したりするのでしょうかね( --)。o

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