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元人魚姫はヴィーナスじゃない〜恋と若さと美貌と美声〜
吉田安寿
2021/9/26 17:10
トピックへのご参加、ありがとうございました
誰もが知る『人魚姫』をモチーフにしたファンタジー、一体どんなふうに書かれるのかな? と拝読し始めました。人魚姫の想いに気付かない鈍感な王子様と、あの悲劇のラストはどう描かれるんだろう? と。 アマンダとルーカス王子が出会う冒頭のシーンは、原作童話の雰囲気を踏襲したような文章で、「ふむふむ、これは正統派な感じに進むのかな」と思ったのですが──裏切られました(笑)まず恋の相談をしたお姉さまがたのオヤツが昆布! ヘアトリートメントにワカメ! 極めつけはワカメパンティ……! なんですか、この鮮やかすぎる裏切りは……!(笑)「え? え? 正統派じゃないの? これってコメディ?」と軽くテンパりました。 原作の人魚姫とアマンダは対極にあるキャラクターですね。ある意味卑怯な手を使ってでも「絶対幸せになるんだから♡」という超絶ポジティブぶり。最初はシュッとしていた(と思う)ルーカス王子も「テッテレー♪」とか言っちゃうし(笑) なんかもう強引なくらいハチャメチャで笑わせていただきました。 気になった点は、物語が進むにつれて簡単な状況描写だけになっていたり、セリフのみが続いたりと、舞台の脚本のようになっている点です。そのため文末が「~した」「~だった」と同じ音が続き、セリフも説明的なものが多く、物語としての味わいや魅力を失いかけてしまっています。 また、冒頭と末尾の一人称以外は三人称で書かれていると思いますが、P17の地の文で唐突に「元人魚姫なだけにね♪」と一人称になったのは戸惑いをおぼえました。「それは元人魚姫である彼女の美しさを~」などというふうになさったほうが良いかと思います。 あくまでも物語の進行を急がず、冒頭のきれいな描写のように硬軟併せ持つ文章で、じっくり丁寧に描かれてみてはいかがでしょうか? 作者様は十分にその力量をお持ちですので。 ありがとうございました!
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穂二谷 螺良
2021/9/26 17:35
丁寧に読んでいただいてありがとうございます。 m(_ _)m 具体的なたくさんのアドバイスをありがとうございます。いただいたアドバイスをもとに、加筆修正していきたいと思います。 私のウィークポイントは描写不足です。最初に投稿したときは、描写なんてまったくなくて、ただのあらすじみたいな感じだったんです。そこに描写を足して足してここまで来たんですが、まだまだ足りませんでした!(恥) 丁寧な描写、がんばりまーす。
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