空想の世界を持つことの大切さ
子供の世界は楽しいなんて、過ぎ去った年月を忘れた大人の記憶違いだと思います。 子供でも、辛いことや苦しいことを抱えていることはある。 大人の事情で、それを負わされている子供もたくさんいる。 そんな時、空想の世界と遊ぶことは、もしかしたらとても大切な所作なんじゃないかと思った。 それを現実逃避と笑う、或いは不健全なことと捉える大人もいるかもしれない。 だが、空想の世界だけでも美麗なものを持てるから、子供でも現実と折り合いをつけることができる。 そこに物語性があれば、そこから新たな自分を見つけることができるかもしれない。 そしてもしかしたら、それがまた誰かの癒しになるなにかを作ることにつながるかもしれない。 そんなことを、ビターな味わいの上に思わせる一作でした。
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