雪乃 かぜ、会心の一撃
 大学軽音サークルで出会った女性ボーカリストと、楽曲製作を担う男性コンポーザーの出会いから、躍進ののちの苦悩と葛藤を描いた物語です。  印象的な文言・事象・アイテムを比喩の主体に置いた描写はとても感情的であり感傷的なため、読み手の心の深いところに沁みるように伝わります。冒頭のラジオブースのシーンでがっちり掴んだ焦燥感を残したまま描かれた回想の出会いのシーンが、「普通ではない」二人の人間性をよく表していて、かけがえのない関係性であった事を私達は知り、その後に訪れる感情溢れるクライマックスの対比となっていました。その駆け上るような感情の勢いは怒涛であり、最終盤の穏やかさはその頂点に上り詰めたまま読み終えることとなります。  とても素敵な「再生」のエピソードを描いており、個人的に感情移入しやすいストーリーだったので、とても気に入りました。すごい好きな小説です。  この小説は、雪乃 かぜ、会心の一撃。
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ああ……もうほんとに嬉しい。その一言につきます。描きたかったことすべてを感じてもらえた。こんなに素敵な感想レビュー頂けるなんて、私は幸せ者です。 創作を初めてから約一年半、その集大成を詰め込んだのが本作でした。「会心の一撃」、その言葉がとても嬉しい✨ 下読みまでお願いしてしまってすみません。本当にありがとうございました。トコちゃんにはいつも助けられてばかり。ホントにホントにありがとう。心より御礼申し上げます😭
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