余白

ページをめくる手が止まらない。
200ページほど読みました。読んで、悲しみ、喜び、愛しさ。その全てが詰まっている作品だと思いました。 きょうだい児をここまでリアルに、時にコミカルにときに厳しく描く千代田さんの覚悟の強さを感じます。ただの小説ではない。切実なまでの生への渇望を感じます。 文章は読みやすく、説明もわかりやすくて早く早く次のページにいきたいと駆り立てます。私は賢が大好きなのですが、ネロとのやりとりで心の底から笑顔になれたり、悲しみが伝染してしまうこともあります。ここまで読み手の感情を揺さぶる作品に出会ったのは久しぶりでした。 また、主要キャラ以外も皆が主人公のようなシーンが多いので、キャラクターが愛されているとはこういうことを言うのだろうなぁと思いました。 千代田さんの描く絵も美しく、小説と同時に見ることで作品への奥行きが出ているのではないかと思います。 これからも続きを楽しみにしています。素晴らしい作品をありがとうございました。
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ご感想ありがとうございます!また、大変光栄な言葉をたくさんありがとうございます(T_T) 今回この作品を発表するにあたり、どのように読者の方から受け入れするのか、もしくは受け入れられないのか、様々なことを考えました、、 福祉の仕事や勉強をしていく過程で、メディアの情報だけではあまりにも心もとない事に気づきました。 多くのメディアでは、「陽」の部分を写しがちですが、光があるということは、影もある。「陽」を支えている人間が必ずいるはずです。 その人間達の葛藤や苦しみ描きたく、ペンを取りました!私はきっと、この影の部分の人々の代弁者になりたかったのだ、と、最近気づきました。 とはいえ、まだまだ
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