安岐ルオウ

独自の世界を細密画のように紡ぐ物語!
先般ようやく読了させていただきました。 大長編の執筆と推敲、大変おつかれさまでした。 一つの独自の小宇宙を、近景から遠景、俯瞰までの緻密なパースを設定し、あくまで主人公の視点から描くという、細密画のような作品でした。 緑豊かな自然に囲まれた日常生活と少年の心の動きの繊細な描写に始まり、 周囲の大人や同年代の少女たちとの関係、会話。一見牧歌的な暮らしの中で 繰り広げられる鮮烈な体験と苦難の数々。人間社会の中で渦巻く駆け引きや怒り、誤解、憎しみが一連の事件の中で激化するさま。やがて、この社会や生態系の成り立ち、巨大な仕掛けの島の秘密、幻想画のような結末へと繋がっていくのが、とても心地よく感じられました。 一文ずつを綿密に重ねて、深みと広がりのある場面を紡ぎ、さらにそれらを連ね、物語と世界観を描き出す……。 素晴らしい作品を公開いただき、本当にありがとうございました!
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まるで映画の解説や評価のような、こんなに素敵な感想を頂きまして本当に嬉しいです・・・! 安岐ルオウさんのこちらの文章そのものが作品の様で、リズムがあり綺麗で、それでいて内容をしっかりとらえてくださっている、こんなに嬉しい事はありません。 正直なところ、終わりが近づくにつれて不安が生まれ少しずつ大きくなっておりました。 かなりの長編で、これだけの量を読んでくださった方々が楽しめないものや納得のいかないものになってしまったら、申し訳ないという思いで色々な面で迷いが大きかった所があります。 少し救われたような気持ちになっています。 改めましてこのような長い作品を読んで頂きましてありがとうございました
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コメントいただき、本当にありがとうございます! また、何かの折にやりとりさせて下さい。よろしくお願いします♫
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