小池正浩

 いま悩んでます。ついに、毎日更新の連載が三作になってしまいました。まあ、これはべつにいい。おなじミステリー/推理小説でも、実名小説のメタフィクション、青春小説のモダンホラー、とつづいてそこにオーソドックスな犯人当ての本格ものがくわわったこと、これはいい、かまわない。ヴァリエーションがついたし、飽きがこないというもともとのねらいとも合致していて問題ない。  しかし分量が。一日に執筆する分量がちょっと。いや、ほかの書き手からしたら大した量、文字数ではないとおもうのですが、にしても一日あたり四百字詰原稿用紙に換算していったい何枚書いているんだと。慣れと鍛練のために書いているので、いやだから、べつにかまわないんですけどね、とはいえ、しかしやはり分量が許容量をね。  というのもですね、書けば書くほど1ページあたりの文字数がまあ増えること増えること。のってくるんですよね、筆もストーリーも。のればのるほどディテールもアイディアも増える、それに比して文字数もまあ増えるの増えるのって。そう、これじたいはいい、これも結果ねらいどおり。  しかし問題が。スピードがアップしないんです。内容の密度はあがっても、いや、増加すればするほど執筆の速度は減少するという……ジレンマ。うーん悩ましい。しかも、もひとつおまけに言い訳すれば、とにかく本格ものはね、緻密さ厳密さが求められるので時間がかかる。  時間がない、ということで一言でいうならこれに尽きます。なので、今日一日はお休みさせていただきました、と結局、これがいいたかったのでした。
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三作品同時はすごいですね!僕には無理です。休んでばかりの僕がいうのもなんですが、たまには休みましょう!
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