カワカツ

全編に「ユーミン」が流れて来そうな、ステキな作品でした♪
『私はこの国に、逃げるためにやってきた』―――そんな<作品のひとこと紹介>に目を惹かれ、ページを開かせていただきました。 「英国短期留学」が舞台なんだぁ……。何となく設定を認識し、「人間嫌いで英語が喋れない主人公のナツ」が、どんな留学生活を送るのかな?と、まずは「お試し気分」で読み始めました。 日本での生活に息苦しさを覚えるナツの留学志望理由は、期待や希望ではなく「逃避行動」です。本人もその事に気付いているのか、序盤はかなりネガティブな思考が渦巻きます。 しかし、そんな「自己否定のナツ」を、周囲の人々が肯定し・認め・喜んで受入れます。ナツの自己否定感という「冷たさ」と、周囲の人々の肯定感という「温かさ」を、見事に表現される文章を通し、読者(私)を「英国の田舎町」へと旅立たせてくれました。 「どこにでもいる不器用な人間の成長記録」とあらすじで紹介されているように、大事件や大冒険は起こらない作品です。でも、だからこそ「等身大」の青春群像劇として、心から楽しめる作品であったと感じます。 個人的には「ジブリアニメ的」な脳内映像で読み進んだ作品でした。タイトルにも挙げましたが、全編に渡って松任谷由実の楽曲がBGMに似合う雰囲気を感じる、私としては大変大好きな作品でした♪(世代が古いもので、作者イメージとは違うでしょうが……) 読了者の一人として振り返ると、私は主人公目線というよりは「パブで出会ったおじいさん」目線で楽しませていただいた作品だったかな?と思います。 大満足の読了感の中、まとまりの無い感想で申し訳ございませんが、良作に出会わせていただいた感謝を込めてのひとことでした(^_-)
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素敵なレビューを本当にありがとうございます。 誤字脱字報告も、毎回本当に助かりました。 荒削りで、纏まり具合もあまりなく、まだまだ未熟な作品ですが、素敵なレビューをいただいて救われました。 私事ですが、カワカツさんのアリとキリギリスのお話が大好きです。家族や友人に、あらすじを話せるほど何度も読みました。 自分の部屋のリアルな本棚に並べたいほど素敵な作品で、それに出会えて本当に幸せな気持ちになりました。 レビュー本当に本当にありがとうございました
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ありゃ……このような場でレビュー返しまでいただくとは、なんとも恐縮ですが、ありがとうございます(^^ゞ いや、ホントに「心を気持ち良くくすぐられるような」素敵な作品でしたー(^o^) ペコメ・感想にも上げましたが、私は「パブのおじいさん」が登場人物中で1番の感情移入先でしたねぇ(^_-)あんな、素敵なおじいさんになりたいものです♪ あと、関東言葉ですかねぇ?「ちゃんとに」って方言(?)が、作中の良いアクセントだなぁって思いました(*^^*) どうぞ、これからも素敵な作品を生み出されて下さーい\(^o^)/
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