主人と飼い猫
ある目的を胸に森の奥へ進む旅人と、そこで出会う青年。二人はそこで過去に暮らしていた魔術師と魔猫について、暖炉を前に話していました。まるで「思い出話」を語らうような時間の末に、ファンタジックで心が揺れるクライマックスが訪れます。 壮大に思える世界観ですが、本編は約4000字という驚愕(!)。んー、すごいなあ。描写も二人のやりとりも不足するような所は一切無くて、陰鬱な森の奥の雰囲気と魔法のある世界の空気感がぐっと伝わる文章と構成なので、惹き込まれる勢いすごかったです。めちゃめちゃ面白かった! クライマックスで見せるバトル(?)シーンと終幕での二人のやりとりは、なんとなく「主人と飼い猫」の姿の究極の縮図のようで、なんとなくにまにましちゃって幸せな気持ちでしたw なんか感想沢山語れそうな勢いですが、本編の長さを超えてしまいかねないのでこの辺でw とても面白かったです! ありがとございました。
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トコダ トコさま、この度は拙作をご覧くださりありがとうございます。 そのうえこんなに素敵なレビューもいただけるなんて…感無量です。 本作は「猫は眠る 火のそばで」というとある合唱曲のワンフレーズから着想を得て膨らませた物語でした。全体を暖炉で薪が爆ぜる音の中に閉じ込めるイメージ(?)で書き上げたので、雰囲気をギュッと濃縮させることができたのかもしれません。 特にラストがご好評いただけているようで嬉しいです!なんとなく憎めない関係なのが伝わるのでしょうか笑 結局日の目を見ない作品ではありましたが、こうして見つけていただけることで報われた思いです。 本当に、素晴らしいレビューをお寄せくださりあ
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