魔術師オーエンを探して

もし。こちらに魔術師オーエン様がお住まいだとうかがったのですが…

祇光瞭咲

8分 (4,406文字)
個人的に挑戦中の大人のアルカナ童話シリーズは〈Ⅰ.魔術師〉のつもりですが、今回はタロットの意味を特に重ねてはいません。

20 1,333

あらすじ

とある秋の日の宵の口。 旅人が訪ねてきた。 「もし。こちらに魔術師オーエン様がお住まいだとうかがったのですが」 青年は怪訝な顔で答える。 「いいえ。ここに住んでいるのは僕だけですが……」 魔術師

目次 1エピソード

感想・レビュー 2

主人と飼い猫

ある目的を胸に森の奥へ進む旅人と、そこで出会う青年。二人はそこで過去に暮らしていた魔術師と魔猫について、暖炉を前に話していました。まるで「思い出話」を語らうような時間の末に、ファンタジックで心が揺れる
ネタバレあり
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凍えた身体を温めてくれたのは、愛猫とホットミルクでした。

読了しましたので、感想を失礼いたします。 まずはじめに、4,000弱の文字数で、読者を引き込むストーリーを書き上げたことに、感服致しました。 一切無駄な描写が無く、かと言って不足しているわけでもなく
ネタバレあり
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公開日 2022/3/9