絵空事

本当の宝物は何なのか思い出させてくれる作品
仕事が忙しく、子どもとの時間が減り、どうやって接していいのかわからなくなった父親と、弟ができてかまってもらう時間の減った息子が2人で遊園地に行く。ミラーハウスで、ある出来事をキッカケに父親が自身と向き合うことで、息子とも向き合えるように変わっていきます。 読んでいて、身をつまされる思いになり、思わず自分の子どもが幼かったころのことを思い返しました。そしてもう戻ってこない日々、それが宝物だと気づいた父親は、これから残された時間を大切に使っていくことでしょう。 親子の微妙な距離感が、縮まっていく表現や最後の観覧車の表現の仕方がとても綺麗で、すっと感情が入っていく素敵な作品でした。 イベントに参加頂き、ありがとうございました♫
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