昭島瑛子

素性のわからない少年を拾う「リアル」
彼氏に振られたアラサー女子・絢音が夜の公園で裸の少年・北斗を拾う。北斗は可愛い顔立ちの16歳で料理上手。しかも絢音を好きだと言ってくれる。 「疲れたアラサー女子と癒やし系男子の恋愛物語」かと思いきや、羽馬さんは二人の立場や関係をリアルに描いていきます。 絢音は北斗に恋愛感情を抱きつつも、アラサーである絢音にとって未成年で経済力のない北斗は将来を考える相手としてはふさわしくないため、他の男性にも気持ちが揺れ動きます。 そして北斗も、生い立ちや周囲の影響で「絢音と生きていくためのお金を真っ当な手段で稼ぐ」という思考にはなれず、裏では(恐らく)犯罪に手を染めていきます。 可愛い美少年との夢のような生活は前半だけで、物語が進むに連れて事態は深刻になっていく。素性のわからない少年を拾ったら、きっと現実はこうなるのだろうなという説得力のある物語です。 北斗のその後の物語である『半グレと少女』を読むのがより一層楽しみになりました。
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すいません、ホンマにありがとうございます! 女性が読みそうな恋愛モノを書こうかと思ってましたけど、いざ書いたら地が出ちゃった感じで(汗) 北斗が料理上手、って設定は実は執筆当時に自分が料理にハマった、ってな裏事情があったり(笑) いずれにせよ、受け入れられて素敵なレビューをいただいた事は作者冥利につきます! ありがとうございます!( ˘- з-)
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表紙とあらすじから甘々恋愛を期待した読者の方がいたら、衝撃的な作品だったかもしれませんね(笑) 羽馬さんが料理にハマったのはこの作品を執筆していた頃だったんですね! こちらこそ考えさせられる作品を読ませていただきありがとうございました!
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