迫る終末。最期の瞬間に傍に居るのは……。
 避けようがない終わりが迫る刻、人はそれぞれ行動を選ぶことになる。生きようとする者、穏やかに過ごす者、そして愛する者と共に居ることを望む者……。  どこか物悲しさが漂う世界観でありながら切なさが溢れる物語は、短い筈なのにとても長い時間の流れを感じさせられました。  他者を見捨てられなかった妻、どうしても妻が心配だった夫、そんな二人の優しさが悲壮ささえも塗り替え物語をとても優しいものに仕上げています。  森岡さんのSF特有の優しい切なさをまたも堪能させて頂きました。
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いつも応援していただき、ありがとうございます。 この話、書き始めたときはバッドエンドの予定でした。 ですが、資料を集めていくうちに多元宇宙にたどりついて、この結末に変えました。 最近の戦争や自然災害のニュースを耳にすると、「平和で静かな元の生活」を失った人たちのことを考えてしまいます。 せめて物語の中では……という思いもこめました。 (ちなみに、鈴木さんの風貌のモデルはミチオ・カク氏です) 前の作品から少し間が空いたあとの投稿だったので、今読むと、いろいろ盛り込み過ぎた感ありまくりですが^^; 最後までお読みくださって、感想までいただけて本当に嬉しいです。 ありがとうございました!
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 コメントありがとうございます。  物語の中では……という気持ち、とても良く分かります。現実は厳しすぎるとさえ思うことが多々ありますし。  バッドエンドも物語の一形態なのですが、私は悲劇に弱いので希望のある演出は大好きです。  いつも素晴らしい物語、ありがとうございます。
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