yuーchi

ピュアさを感じる素晴らしい作品
高校の同級生だった二人の再会は偶然でしたがそこからは緻密に計画されたものでした。 騙すやり方は決して許される事ではないしいつか破綻するのではないかと思いますが聖志くんは実行してしまう。もちろん圭介くんはそんなことはつゆ知らず聖志くんを信じて過ごす日々。至れり尽くせりの毎日にいつしか恋心が生まれます。事実ではない嘘の過去を教えられすり込まれますが今過ごしてきた日々は本当でそこの気持ちに嘘はないと思いました。とある人物との再会で話が大きく動きます。もう何もかも終わりで絶望しかないかのように感じましたが記憶を戻しても変わらなかった圭介くんの思い。高校時代に出会った時のことを思い出し聖志くんの気持ちに思いを馳せる圭介くん。たとえ嘘があってもその気持ちに揺るぎはなかった。ロンリーウルフ君だった聖志くん。孤独で寂しかった気持ち、どこにも持っていきようがなかったのかもしれない。自分に向けられた好意が嬉しったかもしれないけど同時に苦しくもあり出会った時のほんとに自分を知ってほしい思い出してほしい気持ちもあったのかな。メモリースティックにそれが表れていたように思いました。本来、良くないことのはずなのにそこに切なく優しく純粋な思いを感じる。一歩間違えれば正反対の印象になりかねないけれどその微妙な表現がほんとに素晴らしかった。たろまろさんの凄さを感じる作品でした。
1件・1件
yu─chiさん 素敵なレビューをありがとうございます! 嬉しいよ~! (∩´∀`)∩ 「本来、良くないことのはずなのにそこに切なく優しく純粋な思いを感じる。一歩間違えれば正反対の印象になりかねない~」 ここ!ここですっ!めちゃめちゃ嬉しいぃぃぃっ!(うるさい) この感想をいただけて目標を達した気持ちでございます;; 「記憶」このお話を描くにあたり、ひとつの難しいことに挑戦しました。それは冷静な第三者(読者様)から見た時、悪人だと思われるような行為をする登場人物に同情の気持ちを抱かせたい。同情するだけではなく、なんなら擁護に回っていただきたい。 「そんなことして大丈夫?」とハラハラ
1件

/1ページ

1件