サスペンスフルかつ、考えさせられる作品
ズシリと重い感触を残した前作に続く第二弾ということで、楽しみにしていました。今回は容疑者が行方不明の末に死んだものとされていた元警察官ということもあり、様々な謎と登場人物の思惑が絡み合い、最後までどうなるのかわからず、目を離せない展開でした。 このサスペンスフルな展開に加え、物語の根幹となる「厳罰制度」がどうなっていくのかにも注目していましたが、厳罰化された制度下においてさえも「事実を闇に葬る」ことがあるのだという皮肉が胸に刺さりました。そんな中で、ロイの漏らした「誰かのために」という言葉が救いになっていたかなと感じました。主人公はほんとにいい相棒に巡り合えたなあと思います。もし3作目があるようでしたら、今後の展開にも期待したいです!(^^♪
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さら・むいみさん 毎日お読みいただきスターを頂き、本当にありがとうございました。そして連載終了と同時に感想まで頂けて、感激しております。 今回は初めてサスペンス要素とミステリー要素を入れましたが、ミステリーになっていたか気になってどきどきしておりました。目を離せない展開、と言っていただけて胸をなでおろしております。 自説を語るようで恐縮ですが、極度に厳しく罰せられる社会では人は自分の罪を隠すようになるのではないか、と思っています。理由として、許されないと分かっているからです。 許されなければ、開き直るか徹底的に隠し通すか、しかないのではないかなあ、と考えています。 今作では、「ヴァンが厳
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