構成が素晴らしく、深く刺さりました。
読み始めてから毎日読んでました。 「読めないかな」という日でも最低1ページは読むようにして、大切に読み進めていました。それなのに。 もう90ページを過ぎたあたりから、読みたい衝動が爆発してしまいました。結局「Day7」は一気に読んでしまいました。 作者様が初挑戦だったという長編現ファン作品でしたが、読み終わって心が物凄く感情的になってしまう、感動の物語でした。 テンポのよい文体、感情的になるシーンは濃く描写しながら読者を惹き込む文章はさすがという感じでしたが、 今回一番すごいと思ったのは、構成の部分。 ファンタジー作品は、設定や建て付けがしっかりしてないと破綻しやすいジャンルなのではないかと思いますが、これはもうお手本のようにそれがしっかりしていたと思います。 メインの二人にある辛いバックグラウンドに、この七日間で課せられた課題、そしてそれぞれの心の部分。 詳らかに描く訳ではなく、謎解き要素に特化している訳でもなく、それらをなぞるロードムービーのような構成が、私の読書脳に刺激的に写りました。 そして、どうしても語りたい部分。 「Day7」の展開は完璧だと思う。 ファンタジーに現実を刺し、詳らかに説明しないヒロインの優しさと感覚の純粋さにやられましたし、 二人の新幹線車内の穏やかなクライマックスは、号泣よりも濃い感動が静かに胸に響くかのようなシーンでした。 救われるようなラストシーンも含め、とても素敵な読書時間をいただきました。 名作です。 普段から短編読みの私ですが、この長編は読んでよかったと心から思います。 ありがとうございました。
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