色々と考えさせられる作品でした
厳罰化が推し進められた世界で、いまだ「裁かれきれぬ罪」として存在するハラスメント。「より良い社会」を目指したはずの社会がはらむ矛盾が引き起こす連続殺人というテーマを、読み進むにつれ深く考えさせられる内容でした。 ミステリーとしてはクリスティの「ABC殺人事件」を彷彿とさせる内容でありながら、そこに別件を絡ませることでより難解さを深めるという試みに新鮮さが感じられ、最後の謎解きまで興味深く読むことが出来ました。 物語の最後に、主人公のシリーズ1からの想いが「少しだけ叶った(かもしれない)」描写が挿入されているのも胸を打ちました。この先もシリーズが続くのであれば、更なる展開もあるのかも・・・?と、今から期待しています!(^^♪
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さら・むいみさん お読みいただきありがとうございました。毎日、読んでいただきスターを下さり感謝しかありません。 ハラスメント問題を自分なりに考察してみましたが、正直、どこまで的を射ていたのかは分かりません。 ご指摘の通り、ABC殺人事件の構造を模倣しました。ただ、ミステリーとしては極度にアンフェアで不出来だったなと反省しています(四件目の真相について一切の事前描写がなかったので) 最後のシーンについては、主人公が自分の信念に従った結果としてあのように描きました。彼の行動の価値をロイに補足してもらったという形です。 シリーズについては一応あと三つほどネタはあるのですが、現在執筆でやや息切れ
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次回作については、どうぞご自分のペースで、ご無理なさらず!と言いつつ、グリコ事件モチーフにした内容は今からめっちゃ楽しみです、公開をお待ちしております~!(^^♪
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