BORDERLINE Ⅲ Case 03 罰なき罪

目的は手段を正当化するのか――謎のメッセージと共に次々と殺されるハラスメント加害者たち。何が人を犯罪者に変えるのか。

watergoods

ミステリー 完結 過激表現
3時間51分 (138,308文字)
ボーダーラインシリーズ第三弾です。ハラスメントをテーマに据えて、その問題を多角的に描いてみました。

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あらすじ

主人公ヴァン・クレイグ巡査が勤めるオルディス州ブラスポート署管内で男性の刺殺体が発見される。遺体が横たわる路地の壁には「我らは罰なき罪を裁く者」という被疑者からのメッセージらしき謎の赤字が残されていた

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感想・レビュー 2

理想の世界で、罪とならぬ罪に対峙するとき、どのような結末を迎えるのか

世の中に現れた、バグのような「罪とならない罪」。 本来、この世界では罪は厳重に処されるはずなのに、罪にすらならないという矛盾が生じる。 贖う機会を失う事実が、どのような展開を迎えるか。 大切な人を失
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色々と考えさせられる作品でした

厳罰化が推し進められた世界で、いまだ「裁かれきれぬ罪」として存在するハラスメント。「より良い社会」を目指したはずの社会がはらむ矛盾が引き起こす連続殺人というテーマを、読み進むにつれ深く考えさせられる内
ネタバレあり
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