小蔦瑠璃

Cahierさん、はじめまして。 「ロマンティック・アセクシュアル」読ませていただきました。 面白かったです。直と真が心を通わせていく過程はドキドキしたし、心が痛くなるようなシーンもたくさんありました。ハッピーエンドでよかったです。 ひとつ気になっていることがあります。美結は直のことが好きだったのでしょうか?特別に思う相手だから直が無性愛者だという事実がどうしても受け入れられなかったのでしょうか? それとも自分が理解できる存在だったはずの友人が理解できないものに変わるのが許容できなかっただけなのでしょうか? 正解というのはないのかもしれませんが、どうだったのだろうと考えてしまいました。 アセクシュアルというのはセクシュアルマイノリティの間でもなかなか理解や共感を得られにくい立ち位置にあるというのを聞いたことがあります。 物語の中で考えたことがあります。同級生に関しては、性愛に重きを置く人ばかりでなく、グラデーションのように、性愛でないところにつながりを求めるいわゆる中間領域の子たちも実はもっと存在するのではないかなあ、などとも感じましたが、スクールカウンセラーのリアクションはあまりにもリアルで、こういうことをいかにも大人は言いそうだなと思いました。 どうして大人は対等の土俵から自ら降りて、本当なら分かり合える可能性だってあったはずのその場所にとどまることをしないんだろう。対峙している相手を若いから、経験が浅いからといって、どうして無意識にだか軽く見てしまうんだろう……。自省も兼ねてですが、そんな感想を持ちました。 実はコメントを送らせていただいたのは、お伺いしたいことがあってなのですが、エブのコミュニティの他薦掲示板に紹介させていただけないかと思うのですが大丈夫でしょうか? もしも大丈夫でしたら、何か注文というのか「こうしてほしい」みたいなものはありますか? 私自身アセクシュアルについての理解が十分とは言えず、自分の言葉で紹介するに当たっての不安もあるのですが、普通に面白い作品の一つとして紹介してしまってよいでしょうか? こちらの掲示板になります。 ttps://estar.jp/bbs_topics/32451592
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小蔦様、ご高覧ありがとうございました。丁寧な感想をいただき感謝申し上げます。 作品紹介についてですが、どうぞご自由にご投稿ください。むしろ聞いてくださりありがとうございます。^ ^ もし可能であれば、「当事者の苦しみを知っていただきたくて性的なことに触れていますが、残酷で暴力的なシーンはありません。」のようなこと(コピペでもいいのですが(笑))付け足していただけたら幸いです。 作中でも触れていましたが、アセクシャルは海外でもセクマイのカテゴリーに加えるか否かで論争があります。これはあくまで私の経験から思うことですが、アセクシャルは、マイノリティの中でもマイノリティのような存在になってしまっ
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お返事いただきありがとうございます。 恋愛指向と性的指向をわけて考える概念は、日本語にはまだ乏しいように感じます。ロマンティック・アセクシュアルという言葉も今一つ浸透していないようで、以前検索したときには、アセクシュアルという言葉自体がアロマンティック・アセクシュアルのみを示すかのように解説されているサイトもありました。 そして、エブリスタで私はしばしばタグ検索で作品を探すのですが、現状アセクシュアルについて描かれた作品はCahierさんの作品のみのようです。 おそらくですが日本では当事者ですらその言葉と概念を知らず、自分がなにものであるかを見つけられていない人がまだまだ隠れている状況なので
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