藤村げっげ

二人だけの優しい孤独
冒頭から、強烈なキャラの深山が好きになりました。主人公と会話する深山はどこか大人びていて、諦めや虚しさが漂っています。プールサイドの雑音ですら邪魔できない、二人だけの優しい孤独が心に沁みました。 青のキカさんのすごいところは、人間だれもが持つ「寂しさ」を静かな文体で表現できることです。今作でも読者に感情を押し付けることなく、ただただ深山や壱の様子を描くことに集中されています。だからこそ「自分らしく生きよう」なんて陳腐な言葉よりも重く、深く、自然と2人の孤独が流れ込んできます。 そしてラストは「夏の終わり」にふさわしい清々しさ。 ぜひ一人でも多くの人に読んでもらいたい作品です。
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げっげさん、レビューありがとうございます。 深山は私自身愛おしく思っているキャラクターなので、気に入っていただけてとても嬉しいです。 <プールサイドの雑音ですら邪魔できない〜>の一文がすごく素敵です……。 げっげさんが触れてくださった通り、誰も自分を理解してくれないだろうという諦めや虚しさが二人の仲を深めるきっかけになったと思います。 恐れ多いお言葉、ありがとうございます🙇‍♂️ 小説を書くとき、誰かの救いや拠り所になりたいと思う一方で、心に傷をつけたいという身勝手な思いがあります。 そのため、登場人物が抱える「寂しさ」は必要不可欠なのかもしれません。 けれどそれを必ずしも救ったり、誰かに説教
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