猫山ことり

箱庭の中で抗う魂たち
女子はグループになりやすい。 グループに入れないとハブられる。 学生ならそう思うのがすごくリアルで、その思いから彼女は友達の悪意の願いに答えてしまう。 でも騙してるはずが惹かれてゆく、罪悪感と好きな思いの間で揺れる思い。 どんどん大きくなる爆弾にハラハラしラストのどんでん返しに驚きます。 とにかく心理描写が秀逸でどんどん引き込まれ気づいたら読破していました。 悪意と羨望は誰にでもある、それがラストの生徒達の反応に現れ、でもそうではない思いも彼やその親友の優しさで気付かされます。 あくまでも優しい彼に甘え許されて、でも何も返せないまま物語は幕を閉じます。 どうか彼女の思いがいつか彼に届き、思いの全てを返せますように。 いつか会えますようにと願ってやみません。
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猫山ことりさま レビューありがとうございます。 返信が遅れてしまい、申し訳ございません。 <騙してるはずが惹かれてゆく、罪悪感と好きな思いの間で揺れる思い> まさに本作品の学生時代を端的に表現したお言葉で唸りました。 一気読みもペコメもすごく嬉しいです。 ありがとうございます…!!(TT) 伊原との出会いや多香子たちとの別れを経て大人になったななの卒業式のシーンは私も気に入っております。 誰もが自分のあずかり知らぬところで憎まれていたり、羨まれていたりするんだろうなと思います。学生時代だと、それを態度に出す人がいるから窮屈ですよね…。 <あくまでも優しい彼に甘え許されて、でも何も返せない
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ありがとうございます。 とても素敵なお話でリアル。 心に響いたのでレビューさせていただきました。 返信、フォローありがとうございます
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