おはようございます。 「僕たちの物語」読み終えました。感想をひとこと。  骨董品屋の老いた店主からプレゼントされた光る石の効果はすぐに表れます。現代ファンタージーの要素がお守りのように、二人を見守っていたようです。かといってその光る石が前面に出てくることもなく、まるで美味しい料理の隠し味となっていて、それを最大限の引き出すために、やがて訪れる幸せを紡ぐために、いろいろな事件を乗り越えながら二人が成長していくラブストーリーでした。何年も会えない制限にはぶっ飛びましたけど(笑)。 でもそれがあったからこそ、物語りに深みを与えて行ったのだと思います。  初めは読んでいて、公園での遭遇やその数年後に二人が共演していくくだりは、出来過ぎているなと思ったのですが、そこで生きてくるのが光る石の存在でした。 ―「偶然」にとらわれなくていい、 すべては「必然」に辿り着くのだから― (本の装丁にあったミステリアスな文を引用されていただきました) それが答えだったのですね。 その答えを導いた光る石がラストシーンに登場しますが、すべてが繋がっていて、爽やかで、そして心が微笑むような気持になりました。  さて、あの骨董品屋のおじいさんは何者だったのだろうか。おじいさんのスピンオフも読みたくなりました。 「僕たちの物語」とても良かったです。  ありがとうございました。
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読了ありがとうございました。そして、ご丁寧な感想まで送っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございました。
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