奥火ゆかり

善悪では裁けない物語
作品を通して秋月晶さん独特の生々しさがあり、最初は怖かったです。 子どもの目から見ても雛子さんは怖かったと思います。 子どもたちは誘拐された当時、無力な「被害者」でした。でも雛子さんと一緒に生活していくうちに、未来を見据えて生きる「サバイバー」になったのだと思います。 雛子さんは「守りたいもの」「譲れないもの」をしっかりと持っていた女性でした。 それゆえ、主人公の両親の偽善者ぶりが際立って感じられました。
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ゆかりさん、ステキなレビューありがとう💕 序盤に怖さをもって、雛子の歪な一貫性が出せていたら良かった。 確かに、子どもたちは被害者からサバイバーになったんだと思う。 言い得て妙で、そのとおり!と思う言葉だった。 そして、茉也の両親の偽善者ぶりが際立っていたという言葉は、すごく嬉しかった。 人間はうわべじゃ計れないもので、傍から見た正義が実は真逆なコトもあるよね。 心の感じられるレビューを書いてくれて、また作品を読んでくれて、ホントにありがとう💕 感謝をこめて。
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