エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
コメント
ねむる王国
夢咲 咲子
2024/9/29 20:53
「生きる強さ」に心震える、ヒューマンドラマの傑作。
王侯貴族、華やかな王宮……洋風ファンタジーの雰囲気ながら、独自の設定が活きている唯一無二の世界観に引き込まれます。 物語の中心人物は、王であるカイ、王妃リン、貴族の御曹司ブライト。 彼らや周囲の人含め、全員が一癖も二癖もあって、とても魅力的です。 特にブライドには、誰もが惚れるはず。かっこよすぎます。 カイやリンはそれぞれに弱いところ、頑固なところがあって、時にもどかしくも感じますが……いや、もどかしいとかそういうレベルではないんです。この物語は。規模が大きすぎて、押し寄せる運命の波に、溺れそうになるんです。 彼ら一人一人の悲しみ、苦しみ、背負わされたもの、罪。そして、成長、未来……。 時に目をそむけたくなる展開もありますが、だからこそ最後の重みが増します。 入念に練られた壮大な物語は、読み終えた時、まるで一つの世界で人生を過ごしてきたかのような気持ちに。 ねむる王国の真実、人々が選んだ未来。 多くの人に知ってもらいたいと心から思った作品です。 読まなきゃ損!損!
いいね
・
1件
コメント
・2件
すいか(不定期IN)
9/29 21:56
夢咲さま このたびは拙作『ねむる王国』にすばらしいコメントを頂き、心からお礼申し上げます。 割と普段はおちゃらけた作品を書いているため、柄にもなく真面目でしかも初めてのSFを書くという段になってからは、とにかく書いている間中、ずっと考えて考えて考えて続け、終りを迎えたときには、別世界から戻ってきたような感覚でした。 とはいえずいぶん前に完結したお話なので今読んで下さる方がいただけでも嬉しく、ましてこのスピードで読破され、区切り区切りにぺコメまで頂戴して、(ああ、あのシーンだ)(もうここまで進んでいらっしゃる)と、私も思い出しながら久しぶりに懐かしい世界に戻ったようでした。 あの頃、がむ
いいね
・
1件
コメント
・
1件
夢咲 咲子
9/29 22:22
すいか様 丁寧なご返信、まことにありがとうございます。 本当に本当に、楽しく読ませていただきました。 「もう、残り●ページしかない……」という悲しみとの葛藤でした。 きっと悲しい結末になるのだろうな、と思っていたので、 あのラストは感動的でした。 書ききらないことで、未来を信じる、カイと一体化したような終わり。 また、読み返したくなる作品です。 この世界に生み出してくださり、ありがとうございました!
いいね
・
1件
コメント
前へ
/
1ページ
1件
次へ
夢咲 咲子