鹿島茜

あの頃の、ひとコマ
とても眩しい青春の肖像画を見たような気がします。 高校時代の生徒たちの群像劇が素晴らしく、質量ともに圧倒される秀逸な作品でした。 高校を卒業してそれぞれの道を歩み、まったく想像もつかなかった場所で、再び出会ってしまう奇跡。 その奇跡は必ずしも良いものではなかった…… 読んでいて「もしかしたら」と感じながら、それでもショッキングな奇跡でした。 読後感がひどく切なく、でも、誰もが抱えている「あの頃のひとコマ」を味わうことができました。 私にもあったかもしれない、私も経験したかもしれない、そんな感覚のラストシーン。 美しい作品です。 書いてくださって、ありがとう。
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なんと‥!鹿島さん、すごく嬉しい(光栄すぎる)レビューを頂き、本当にありがとうございました。そして「櫻の園」をお好きということがまた嬉しい共通項‥。ありがとうございます、励みになりました。
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