暦海

清く、切なく、美しく尊い二人の想い。
美しく緻密な言葉で紡ぎ出された綺麗な世界と二人の出逢いに、序盤からぐっと惹き込まれました。 フィンランドでオーロラを見ると約束し、はるかさんは驚くほどの回復を見せ結ばれ、今後も二人で光輝く未来を歩いて行く――そんな中での理不尽極まる悲劇……胸が締め付けられる思いです。 どんな理由があったにせよ、諒さんのしてしまったことは社会的には決して許されることではないのでしょう。それでも、罪に手を染めてなお、それほどまでに深く恋人を想う彼の心は最後まで清らかで、オーロラよりも美しく光り輝いている――そんな印象を受けました。はるかさんと最後に見たオーロラは、きっと彼の生涯でもっとも美しい光景だったのだと思います。 切なく、痛く、そして泣きたいほどに美しい、深く心打つ素敵なお話でした。
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暦海さん、ステキなレビューありがとう💕 美しく思ってもらえたら嬉しいの。 でも諒の気持ちはきっとタイヘンなコトになってたと思う。 オーロラを見て心が洗われていればいいけど、やはりつらさが勝るのかなって寂しくもなる。 すごく切ないお話にしてしまい、諒とはるかにはまた別の形で幸せになってほしいと思います。 泣きたいほどに美しい、と言ってもらえて、とても嬉しい。 感想を書いてくれてそれを読んだとき、私が泣きそうだった。 暦海さんの言葉に宿る優しさがあったかくて励まされたよ。 言葉のもつチカラというものを強く感じた。 ホントにありがとう💕 感謝をこめて。
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