感想・レビュー一覧 4件

簡単に答えを与えてくれない

 晶さんの物語を読むようになっていつも感じるのは、簡単に答えというものを与えてくれないということです。  明確に良いと思える親のロールモデルが存在しないばかりか、親が牙を剥いて、子を浸食するような世界
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オーロラの下で君のことを想うとき

狐火というので和風の話かなと思ったけのだけど、フィンランドではオーロラのことを狐火とも言うのだそうだ。 物語は美しく幻想的なオーロラの空の下で一人の青年が辿ってきた道を回想するところから始まる。 彼、
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はるかの望みをかなえた諒は……。深く長い余韻を感じました。

物語の流れが、諒の心に一瞬通り過ぎる、「風」のように感じました。とても暖かい風。 短い物語の中には、登場人物ひとりひとりのもつ深い背景を、私(読者)に想起させるものが多々ありました。はっきりとは、書か
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清く、切なく、美しく尊い二人の想い。

美しく緻密な言葉で紡ぎ出された綺麗な世界と二人の出逢いに、序盤からぐっと惹き込まれました。 フィンランドでオーロラを見ると約束し、はるかさんは驚くほどの回復を見せ結ばれ、今後も二人で光輝く未来を歩い
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