有澤いつき

 最新のページまで読ませて頂きました。繊細で儚げな印象を抱く雰囲気が非常に好みでした。厳しい運命を背負った少女が主人公という点も良いと思います。全体的に文章力が高い印象を受けました。難しい言い回しもありますが、それも高尚な世界観ゆえかな、と。「そういうもの」と思ったので描写はあまり気になりませんでした。  さて、気になった点について触れさせて頂きます。場面転換の多さとスピード感の違いが見受けられます。リクティパートとリラパートで展開速度が違うように思われ、その辺りでややついていけなくなりました。リクティパートの方が山場もあり、起伏が激しいと感じる一方、リラパートは静かな展開が続きます。時系列もわからなくなりがちなので、少し配慮すると良いかもしれません。  また、リクティパートは登場人物も多く置いてきぼりになりがちでした。展開が早いこともありますし、この小説はキャラクターの個性がそこまで強くもないので、情報を整理できないままイベントが起こったりしています。キャラクターがわからなくなる、ということは展開速度に起因するかと。なのでリラパートではキャラクターがわからなくなることはほとんどありませんでした。  以上です。更新楽しみにしています。
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確認が遅れました申し訳ありません…うう スピード感の違い、そこには全く気が付きませんでした。確かにリラの慎重な行動とそれを追い掛けるリクティの大胆な行動には大きな差があるように思います…! さして動かないモブにも名前を付ける癖が裏目に出ているのかもしれません。リクパートの登場キャラを少なく…、否、個性を強く…、これから色々と試行錯誤してみるつもりです。懇切丁寧なレビューありがとうございました((*´`*))

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