優輝

サークルより、ご依頼ありがとうございます。 作品によって表現方法も世界観も違い、多彩な感覚をお持ちの方なのだなという印象です。 個人的には「正夢」の中に隠れている、「マジ」「ヤバい」など適当な日本語に対する風刺と、「テントウムシ」の予想外のラストが好み。 「透きとおる」も途中までは何を言いたいのか疑問でしたがその分最後が「おおっ!」と。 1ページにこだわりすぎていないか気になるところ。行間がなく読みづらいもの、文字数の関係で大分削ったのだろうなと想像できる作品がいくつか。1ページに押し込んだがために「もったいない」と思いました。 「はじまり」全体の中で異端な作風。見せられた未来の抽象的な描写が、何か具体的なモノを表現しているのかただのイメージなのか分からなかった。イメージだとしたらやけに暗い。物語の1ページ目としてこの話を最初に持ってきていると思うので、一般的な【物語】よりこの作品集自体の未来(次ページ以降に続く章)を暗示させるような内容が良いのでは。すこし固くて暗い印象なので、導入としてはとっつきにくい。 「図書館」最後に本視点とかあったら、よりファンタジーぽいかも。 「日記」日付も入れていたんで、それが予言になるのかがイマイチ腑に落ちなかった。 「探偵」結局誰と話していたのか不明確でした。TVに向かってなら、相手が答えているのは変だし、撮影現場でもセリフがかみ合わないし。深読みしすぎか? 「義理」これだけファンタジーの要素がないように感じました。落ちも弱いような。 「支配者」冒頭ですぐ正体が分かってしまった。同時に落ちも想像できてしまった。 作品集全体としては、方向性をひとつ明確にされていると読者さんに向けてのアピールがしやすくなるかと。『一話一笑い』とか『一話一驚き』とか。全作通して1本のコンセプトがあると、読み手が(どの作品を読むか)選ぶ際に親切かと思います。 ※処女作のようなので、描写や世界観を広げる練習としてならありかと。読まれることを意識するんであれば、読む側の趣味嗜好、興味に訴えかけるコンセプトを持っていたほうが。 以下気になった点 P6皆にして笑い出して→皆して? P10蘇ったかのような。→ように? P30不快を覚える→「不快感」のほうが自然に思います。 P34誰も私という存在を認識しないのですを→を?「。」の変換ミスでは? P40生かして→活かして?
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遅れてすみません。レビューありがとうございます。 わざわざ一つ一つの物語に関する御意見から全体への助言、誤字の御指摘まで本当にありがたいです。 正直、全体の方向性は「ごった煮」で行こうと思ってしました。誰が読んでも一つは気に入った物語がある。そんな短編集が創りたいなあなどと夢想しておりました。しかしこれでは、確かに読む方へのアピールが難しいですね。参考にさせて頂きます。 「探偵」は、実は他の方からも批評の言葉を頂いていました。元々は東野圭吾さんの作品に影響されて書いた物ですが、如何せん1ページでは収めにくく、あんなに酷いものになってしまいました。編集の手を加えておきます。 他にも沢山のア
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返信ありがとうございます。 様々な作風をお持ちなのはクリエイターとしての強みですね、羨ましい限りです。現状の「ごった煮」形式のままでも、この短編集にひとつも気に入るページがない、という人は少ないと思います。 ただ私個人の一読者としての感覚では、10ある内の9が好みの作風だとしても、ひとつめがそうじゃなかったらしおりは挟まないかな、と(;^_^A あくまでも個人の意見ですが。 系統ごとに別の短編集にして、「始まり」の章で見える未来のイメージを短編集ごとに変えてリンクさせるというのもひとつ手かと。 多彩な表現や発想は、こちらとしても勉強になりました。ありがとうございます。 機会がありましたら、

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