有澤いつき

 最新のページまで読んだ時点でのレビューとさせて頂きます。  率直に、面白い題材だと思います。アイデアもストーリーも斬新かつ新鮮。時代が近いことがややリアリティに欠けますが、総じて言えば設定・世界観が構築されていると思います。  気になったのは、まず背景が真っ白に思えること。ギチギチしたものと戦うシーンは、「音」は聞こえるけど「絵」がない……というあべこべ感がありました。情景描写が少ないせいもありますし、戦闘シーンにスピードが感じられないせいもあります。その辺りは改善の余地があるのではと思いました。  セリフで話を進めるのが特に後半目立ちました。桃井が語る都合仕方ない部分もありますが、そのときの桃井の表情だとかを挟むと良いかなと。  全体的に言葉がもっと欲しいと思いました。あるいは一文を濃くする。現状はその時代に生きる人の洗脳にも似た思考がぼんやりとしか見えてこないのです。実際そういう思考の生身の人間が現れていないせいかもしれませんが。その教育の賜物はこの小説を語る上でのキモになりそうなので、見せ方を工夫すると良いかもしれません。    独創的な小説でした。これからも頑張ってください。
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的確なアドバイスをありがとうございますm(__)m 台詞が多いところは確かに気にはしていました。この機会に修正にかかろうと思います。 戦闘シーンは初めて書いたので要領があまり掴めず……他作品を見て勉強しますφ(.. ;)

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